Webサイトの今後の指標となるデータ解析を行おう。
今やっていることが正しいのか間違っているのか。検索するだけで、Webサイトを運営していく為に必要な情報が手に入るこの時代。しかし、オンライン上にある情報が全て正解だとは限りません。
WebサイトのPVを上げるために、良かれと思って色々試してみたモノの、成果が出ているのか分からない。でもなんとなく一般的にいいと言われていることをしているからいいのだろう。と、いうような考えは危険です。
効果検証をしてください。データは嘘をつきません。データ解析をしましょう。
Webサイトの解析
Googleが無料で提供してくれる解析ツールは、とても優れています。と同時に、優れているからこそ複雑で分かりにくかったりもします。全てを熟知する必要はありません。
ここでは、必要最低限の解析方法、見るべき箇所を押さえておきましょう。
Webサイトで見るべき7つの数値
次に挙げる7つの数値は、社内のリソースが少なく、データ解析に充てる時間が少ない時でも、ここだけはチェックしておきたい箇所です。今回使うGoogleの無料ツールは2つです。
※【 】内のGoogle無料ツールを使用すれば、その数値が分かります。
- PV数【Googleアナリティクス】
- 新規ユーザー数【Googleアナリティクス】
- セッション数【Googleアナリティクス】
- 平均ページ滞在時間【Googleアナリティクス】
- 直帰率【Googleアナリティクス】
- 人気記事TOP10〜20【Googleアナリティクス】
- 検索クエリ【Googleサーチコンソール】
1. PV数【Googleアナリティクス】
PV数とは、ページが開かれた回数です。
↓「ホーム」→①「行動」→②「サイトコンテンツ」→③「全てのページ」の順にクリックしていきます。
↓④⑤右上の日付を検証したい期間に変更します。
↓⑥「プライマリ ディメンション:」を「ページタイトル」に合わせます。(表示がURLのままだと見にくいので)
↓⑦これで、PV(ページビュー)を見ることができます。
2. 新規ユーザー数【Googleアナリティクス】
新規ユーザー数とは、初めてサイトに訪れてくれた人の数です。
↓「ホーム」→①「ユーザー」→②「概要」の順にクリックしていきます。
↓③④右上の日付を検証したい期間に変更します。
↓⑤ここに「新規ユーザー」数が表示されています。
3. セッション数【Googleアナリティクス】
セッション数とは、ユーザーがサイトを訪問した数です。(※同一人物が30分以内に再訪問した場合は、数値は変わりません)
↓「ホーム」→①「ユーザー」→②「概要」の順にクリックしていきます。
↓③④右上の日付を検証したい期間に変更します。
↓⑤ここに「セッション数」が表示されています。
4. 平均ページ滞在時間【Googleアナリティクス】
平均ページ滞在時間とは、ユーザーが各ページを見ている時間の平均です。
↓「ホーム」→①「行動」→②「サイトコンテンツ」→③「全てのページ」の順にクリックしていきます。
↓④⑤右上の日付を検証したい期間に変更します。
↓⑥「プライマリ ディメンション:」を「ページタイトル」に合わせます。(表示がURLのままだと見にくいので)
↓⑦これで、全体と各ページごとの「平均ページ滞在時間」を見ることができます。
5. 直帰率【Googleアナリティクス】
直帰率とは、ユーザーがはじめに見たページから他のページに移動することなく離脱したセッションの割合です。
↓「ホーム」→①「行動」→②「サイトコンテンツ」→③「全てのページ」の順にクリックしていきます。
↓④⑤右上の日付を検証したい期間に変更します。
↓⑥「プライマリ ディメンション:」を「ページタイトル」に合わせます。(表示がURLのままだと見にくいので)
↓⑦これで、全体と各ページごとの「直帰率」を見ることができます。
6. 人気記事TOP10〜20【Googleアナリティクス】
人気記事とは、一般的にサイト内でPVが多い記事のことです。
↓「ホーム」→①「行動」→②「サイトコンテンツ」→③「全てのページ」の順にクリックしていきます。
↓④⑤右上の日付を検証したい期間に変更します。
↓⑥「プライマリ ディメンション:」を「ページタイトル」に合わせます。(表示がURLのままだと見にくいので)
↓⑦これで、「人気記事」を見ることができます。
7. 検索クエリ【Googleサーチコンソール】
検索クエリとは、ユーザーが何かを調べようと検索するときに入力したキーワードのことです。
↓「ホーム」で対象のサイトを選択し、①URLをクリックします。
↓ダッシュボードから②「検索アナリティクス(>>)」をクリックします。
↓③「新しいレポートに移動」をクリックします。
↓④⑤「日付」をクリックし、データを検証したい範囲に変更します。
↓下にスクロールして⑥「クエリ」にタブを合わせます。すると、⑦検索キーワード、⑧クリック数、⑨表示回数を見ることが出来ます。
※検索キーワード:ユーザーが検索してきたキーワード
※クリック数:表示されている検索キーワードで訪れた人がページをクリックしてくれた数
※表示回数:表示されている検索キーワードで訪れた人に対してページが表示された数
Googleデータポータル
ここまでお伝えしてきたGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを使って出せるデータを一つのレポートにまとめることが出来る便利な無料ツールがあります。
ゼロからカスタマイズすることが可能なので、不要なデータを省き、確認したいデータだけを抽出しておくことができます。今回お伝えした7つのデータが全て分かるようにカスタマイズしてみました(少し他のデータも付け足してあります)↓
<①期間②PV③平均ページ滞在時間④新規ユーザー⑤セッション⑥直帰率>
<⑦人気記事>
<⑧検索クエリ>
↑こんな風に、1枚のデータレポートになるのです。会社やクライアントとのプレゼンや自社での効果検証などに活用させてください。使い方はまた後日記事にしたいと思います。